もう一度、君の笑顔を。





『まあいきなり家が空っぽになってりゃ、そうなるよな。とりあえず俺も知らないってことにしておいたけど、あっちでも気をつけて生活しろよ。』


『はい。先生まで巻き込んでしまってすみません。ありがとうございます。』


『神谷のプライベート守るのも担任の責務だからな。
あ、そういえば…高城のことなんだが。あの日以外でも何度か警察に世話になってたらしいんだよ。悪い仲間とつるんでたみたいでな。……神谷はそれ知ってたのか?』



悪い仲間……?彪雅にそんな知り合いはいなかったはずだけどな。

表向きはいい人だから学校では人気者だったけど、そもそも私ばっかりのイメージだったから、悪い仲間なんて想像もつかない。



『え……いや、私はなにも……。』


『そうか…。まあそれならいいんだ。……聖黎は進学校だからな、勉強頑張るんだぞ。』