もう一度、君の笑顔を。





「翠が俺から離れられるわけないんだよ!!」



そう言っていつものように腹部に蹴りを入れられた。



「…っう……はぁっ…。」


「なぁ!?別れないよなあ!?」



何度か蹴られた後に、胸ぐらを掴まれて首を絞められた。



ああ、もう逃げられないのかな……。


ここまで我慢してきたのに、やっぱり離れることはできないのかな。


誰か……お願い。……助けて……。








「翠っ!!」



彪雅じゃない声が聞こえて、ぼやける視界の中に大輔が見えた。

あれ…これは幻覚じゃないよね……?


不意に締め付けられてた首の感覚がなくなって、胸いっぱいに酸素が入ってきた。



「…がはっ!…はぁっ……はぁっ……」


「おい翠っ!!しっかりしろ!……もう大丈夫だからっ!」