もう一度、君の笑顔を。






「………別れてっ、…ください。」



「………は?」




言えたっ……か細くて震えた声だったけど、やっと言葉にできた。


別れないと断言した後に、それを言った私に腹が立ったようで、いつもの怒っている顔つきに変わった。


怯むな……怯んじゃだめ……。



「…私、もう……彪雅のこと、好きじゃない。」


「なに、他のやつと幸せになろうとでもしてんの?」


「違うっ……。もう好きじゃないから、別れたいの…。」



私の部屋にいたら、もうすでに手を出されてる状況だろうな。

それでも、私の意思の固さをわかってもらうためにも、しっかりと彪雅の顔を見つめた。



「ふざけんなよっ!」


「……っ!」



大声を出されて身体がこわばった。

もう、いつ手が出てもおかしくない……。