もう一度、君の笑顔を。



私の受験勉強の合間で会っていた彪雅は相変わらずだった。

いつからか、私のせいじゃなくても八つ当たりをするようになった。

私の心を殺してくる暴言も、私の身体を傷つける暴力も、愛のないセックスも、あと少し、そう思えば我慢できた。


あと少し……あと3ヶ月……。

別れを告げる日は、もうすぐだから……。







聖黎高校の受験を終えた1月中旬。


公立であるS高校の受験は1ヶ月後に迫っていた。


そこで受験しないことがバレるから、私の受験が終わったタイミングで別れる。


そう半年前から決めていた。



「今日さ、……公園寄っていかない?」


彪雅と歩いてる放課後の帰り道。

私の家に行く気満々の彪雅を、公園に誘った。


もう……家には入れないんだ。