もう一度、君の笑顔を。




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「…引越し?」



家でしばらく泣き腫らした後、両親が帰ってきて久々に一緒にご飯を食べた。




「そう、来年の春。翠の卒業の時期に合わせて、3月くらいで考えてるのよ。
私もお父さんも拠点はカナダになるけど、翠はこっちの高校だからおばあちゃんちで一緒に住んでもらおうかなと思ったんだけど……。」



S高校かT高校に行くと思っていただろうから、気遣ってくれたのだと思う。

おばあちゃんちはここから車で10分くらいの距離にあって、両親が長い間留守にするときはおばあちゃんちに帰るようにしていた。


卒業のタイミングで引越し……このチャンスしかない。

先のことは不明確なままだったけど、勢いで決めた。



「……私、こっちの高校には行かない。」


「え?S高かT高には行かないってこと?」