「……ぜんぶ……ぜんぶわたし。……ほんとごめんっ……。」
「……おいっ!翠!」
私は大輔の家を飛び出して、走って自分の家にたどり着いた。
玄関の扉を閉めて、膝から崩れ落ちた。
一体私は……この一年半なにをしてたんだろう。
私がどれだけ頑張って彪雅を幸せにしても、私はまったく幸せになれてないじゃないか。
身体も、笑顔も、感情も、友達まで奪われ続けてたのに……。
どうして私には彼しかいないなんて、思ってしまったんだろう。
そう気づいた時にまた涙がこぼれてきて……。
ああ、そういえば……泣くこともなくなってたな。
久しぶりに心の底から感情が湧いてきて、悲しいのか辛いのかもわからないけど、涙が止まらなかった。
「……わたしっ、……なにしてたんだろ……。」
