もう一度、君の笑顔を。




今日はお父さんとお母さんが帰ってくる日。

最近痩せたことをすごい心配されたから、元気よく振る舞わないとな…。


彪雅には親が帰ってくることを伝えていたから、いつもの分かれ道で別れて、家に到着したときだった。



「翠!」


「え?…あっ、大輔。」


「わりい、今いいか?」


「……うん。大丈夫、だけど。」


私は周りを少し見渡して、いないはずの彪雅がいるか確認した。

話していいかの許可をとる大輔も、私のことを気遣ってくれてるのだと思う。



「外だとあれだから、俺んち来るか?」


「そうだね…。わざわざごめん。」



歩いて1分もかからないご近所さんの大輔の家。

来るのは彪雅と付き合う前だから、1年半以上ぶりか…。


久々に入った大輔の部屋は何も変わってなかった。