双子の幼なじみは甘く溺愛したい


その次は私や2人は出ない大玉転がしが行われた。

そして次は借り物競争。双子はどっちも出るらしい。

「結、その、応援してて。」

「俺の事ちゃーんと見てろよ?」

なんて応援を頼まれてしまった……

最前列出見ててあげようかな。

この学校の借り物競走は毎年盛り上がっているらしい。なんせ、借りてくるものは変なものが多いとか……。


よーい どんっ

「足速っ……」

思わず声に出ちゃうくらい圧倒的なスピードの2人だった。

そもそも練習の時は「体力温存〜」なんて言いながら本気で走っていなかったのだ。

圧倒されていると、借りてくるものが書かれた紙を持った2人がこちらへ走ってくる。

何借りるんだろ、協力できるかなっ?