━━━━━━━━━━━━━

「では今日から本番までの1ヶ月間、手を抜いて練習することかないようにー。」


次の日、今日から体育祭の練習が始まった。

ほとんどの生徒は1種目選んで出場するのと全員種目のふたつにでるのに、私と双子は選抜リレーまであって結構忙しい。


「結〜早く来て。」

「おい、おせーぞ笑」

「ごめんごめん」


まずは勝手に決められた3人4脚の練習から。

2人3脚なら中学の体育祭にもあったけど、これはやった事がない。


「じゃー並び順だけど、結は俺と迅の間な。」

「……ええ!?それ、走りにくくない?」

「背の高さ的に、結が端に来ても変わんないでしょ。」

だったらこのメンバーに私を入れるな!!

なんて思ったけどめんどくさくなりそうなので飲み込む。

というか、私なんかがいつ何をしてくるか分からないイケメン2人に挟まれながら走るなんて、なんか恥ずかしい。