手錠が外れた緒音は足枷の様子を見てみる。
「手ではずすのは無理そう…」
亘二が移動している間に何もできないと落ち込みそうになる。
がよく見ると手の届きそうな場所に布の塊が見える。
その大きな布を寄せる。するとトルソーにかけられた花いっぱいのヴェールが出てきた。
一方亘二は次の部屋へ急ぐ。
既にたくさんの生徒が先を行っている。
しばらくしてビデオ通話がつながる。
画面にはヴェールを被った亘二が映っている。
「?!何してんの!?」
驚く緒音。
「免田ー男子はこっちだぞ」
と遠くから声が聞こえた。
見かねたクラスメイトが教えてくれたようだ。
「ごめんごめん」
男子の方には花嫁の絵画があるらしい。
また、亘二のスマホには文字が表示されていた。
ヒミツの
暗号は
口に出さず
ウインクで
サイン
改めて、緒音がヴェールを被ってみる。
「どんな絵なの?」
「真横を向いた感じ」
ヴェールを被ったまま、緒音がスマホを横に持っていく。
しかし、絵画とは左右逆向きになってしまった。
「これだと逆だな」
「大変な課題だね…」
緒音はスマホを壁に立て掛け、足が拘束されたまま、逆立ちしようとする。
「脱げる脱げる!!スマホ上下反対にするならまだしも」
「その手があったか!」
緒音はスマホを上下ひっくり返して横から写す。
「そんな絵あるか!」
「スマホを反対にするんじゃないの…?」
「それは例えで…逆っていうのは左右のこと
まずひっくり返したのを戻して、それから反対側に持っていって」
慎重に間違えないように緒音はスマホを動かしていく。
ようやく絵画と同じ向きになった。
亘二がスマホを見ると、画面上ではいくつかの文字とベールに付いた花が重なっている。
「上から読むとヒロイン…?」
「下から読んだら?」
「なんで?」
「ひっかけかもしれないし…」
「んから始まる言葉はないから却下で」
答えがわかったものの、緒音はまだ険しい顔をしている。
「口(くち)をロ(ろ)って読むのが納得いかない」
「謎解きやクイズって多少強引なもんじゃない?」
亘二が[ヒロイン]と入力してクリアし、次の謎がある部屋へ移動し始める。
緒音はヴェールを戻しながら、以前あった課題を思い出していた。
女子が分厚いヴェールを被って顔の見えない状態で並び、男子がパートナーを当てるというゲームだった。
「そういえば、1番にはならなかったけどかなり近い所にいて…よく見つけられたよね」
「もちろん、緒音は俺の嫁だからな!」
どきっ
「っていつあんたの嫁になったのよ!!」
「2年後」
「未来だった」
本当はヴェールから少しはみ出た髪の毛と靴下で判断したことは言わない亘二。
「手ではずすのは無理そう…」
亘二が移動している間に何もできないと落ち込みそうになる。
がよく見ると手の届きそうな場所に布の塊が見える。
その大きな布を寄せる。するとトルソーにかけられた花いっぱいのヴェールが出てきた。
一方亘二は次の部屋へ急ぐ。
既にたくさんの生徒が先を行っている。
しばらくしてビデオ通話がつながる。
画面にはヴェールを被った亘二が映っている。
「?!何してんの!?」
驚く緒音。
「免田ー男子はこっちだぞ」
と遠くから声が聞こえた。
見かねたクラスメイトが教えてくれたようだ。
「ごめんごめん」
男子の方には花嫁の絵画があるらしい。
また、亘二のスマホには文字が表示されていた。
ヒミツの
暗号は
口に出さず
ウインクで
サイン
改めて、緒音がヴェールを被ってみる。
「どんな絵なの?」
「真横を向いた感じ」
ヴェールを被ったまま、緒音がスマホを横に持っていく。
しかし、絵画とは左右逆向きになってしまった。
「これだと逆だな」
「大変な課題だね…」
緒音はスマホを壁に立て掛け、足が拘束されたまま、逆立ちしようとする。
「脱げる脱げる!!スマホ上下反対にするならまだしも」
「その手があったか!」
緒音はスマホを上下ひっくり返して横から写す。
「そんな絵あるか!」
「スマホを反対にするんじゃないの…?」
「それは例えで…逆っていうのは左右のこと
まずひっくり返したのを戻して、それから反対側に持っていって」
慎重に間違えないように緒音はスマホを動かしていく。
ようやく絵画と同じ向きになった。
亘二がスマホを見ると、画面上ではいくつかの文字とベールに付いた花が重なっている。
「上から読むとヒロイン…?」
「下から読んだら?」
「なんで?」
「ひっかけかもしれないし…」
「んから始まる言葉はないから却下で」
答えがわかったものの、緒音はまだ険しい顔をしている。
「口(くち)をロ(ろ)って読むのが納得いかない」
「謎解きやクイズって多少強引なもんじゃない?」
亘二が[ヒロイン]と入力してクリアし、次の謎がある部屋へ移動し始める。
緒音はヴェールを戻しながら、以前あった課題を思い出していた。
女子が分厚いヴェールを被って顔の見えない状態で並び、男子がパートナーを当てるというゲームだった。
「そういえば、1番にはならなかったけどかなり近い所にいて…よく見つけられたよね」
「もちろん、緒音は俺の嫁だからな!」
どきっ
「っていつあんたの嫁になったのよ!!」
「2年後」
「未来だった」
本当はヴェールから少しはみ出た髪の毛と靴下で判断したことは言わない亘二。
