しぃぴぃ~彼は年上のCPが好き?~

ふあああと、欠伸をした後、加村さんは、眠たそうに言った。

「あー……。18だって言ってるのに、飲まされて……。情けないですね……。」

(ん!?『18』?)

「加村さんは、ハタチくらいなんじゃ?」

あたしは、混乱した。

お酒飲める年じゃないの!?

「ハハ、先生。知ってるはずでしょ?僕が、今年の4月18歳になったばっかりだって。」

と、加村さんは寝ぼけ眼で言った。

「そうなんですかっ!?」

あたしは、驚きで、自分でも頭に響く声で叫んでしまった。

「わっ!びっくりした!って、え!?観月ちゃん?」

加村さんは、あたしの大声で、たった今目覚めたようにあたしを見た。

「あ、あたし、水持って来ますね!」

加村さんの手から逃れたあたしは、何だか気恥ずかしくなって、その場を一旦離れた。