「ん?もちろん」




にこっと、またアイドルスマイルで微笑まれる。




あ、アイドルにしか見えなくなってきた・・・・・・・・・




「・・・・・健太くん、マネージャーをやめたらアイドルになってもいいからね」




「ん?うん」




どうも生返事だなあ。




私の話なんか聞いてない感じ。






ー私は気づかなかった。




健太くんの視線は、私が話している間ーううん、もしかして私『たち』が控室に入った時か
らリリカにしか向けられていないことに。