「奏ーっ」
反対側の歩道に私の親友の声がする。
天宮 星(あまみや ひかり)は綺麗な黒髪のポニーテール、白い肌によく合う。
「星、今行くー」
少し遅れてるから小走りで星の元へ行く。
「おまたせ」
「もうっ遅いよ」
嘘っ5分も遅れてる、、、、
「ごめーん。寝坊しちゃって、」
星はにこっと笑った。星は私と違って女の子らしい顔立ちだなぁ、
「おーい、奏ー?」
「ごめん、ぼーっとしてた」
テニスコートに着くまで私と星は他愛のない会話をしていた。