「さぁ!君の家族だよ!」 

…ええぇぇぇー!?

ま、待った待ったちょっと待ったー!!

「佐々木さんっ!私、い、い、五つ子なん 
 ですか?!」

「そうだよ、随分報告が遅れてしまって
 本当にすまなかった。養護施設の子供達
 のデータを整理していたんだが、君達
 五人の生まれた日や名字が全く一緒だっ
 たから色々かげで調べさせてもらった
 よ」

「本当に僕たちは血の繋がった実のきょう
 だいなのですか?」

右手前に座った眼鏡のイケメンの男の子が
手を挙げて質問する。

「あぁ、間違いない。百パーセント、君達
 は血が繋がっている。血液型も五人とも
 同じだ」

 じゃあ、みんなB型なのかな…!

「ねぇ、初めまして。あなたが晴香ちゃん
 よね。あたしは詩織。隣どうぞ」
 
私が何もできず突っ立っていると、眼鏡の男の子の隣に座っていた長いウェーブの髪をした美少女の子が優しく手招きしてくれた。

…っ、天使すぎる!

「あ、ありがとう!」

部屋の隅にスーツケースを置くと、その子の隣に座らせてもらった。

ちょっと緊張するけど、なんだか少しワクワクしてきたかも。

「じゃあ、全員揃ったことだし、本題に入
 ろう!」

 佐々木さんが気合をいれた様子で両手をパン!と鳴らす。