(ムカつく、ムカつく…どいつもこいつも、マジ殺したい!)

今や、とにかくみっともないサヤカが、女王として君臨していた、ティーンの頃の話をしよう。


サヤカは裕福な家庭で育ち、親からは手放しで甘やかされてきた。

叱られたことなど皆無である。

何しろ素行が悪い為、教師になら叱られることはあったが、親に泣きつけば、慰めてもらえた。