新しい家族と出会いに

再婚することになりました

　母に連れられてきたところは、なんと、ホテルの最上階にある高級レストランだった。

　「お母さん、どうしたの？」

　「うん？まだ目的地にはついてないわよ。いいからついてきて。話はそれからよ」

　そう言われて母のあとを無言で付いていくこと2分。遂に母の足は止まった。母の前には1組のテーブルに1家族らしき人が居た。

　「あらあら〜待たせたわね〜陸さん」

　母が目の前に座ってるおじさんに話しかけていて私は更に疑問に思った。

　「ねぇ、お母さん、どういうこと？」

母が答える前におじさんが答えた。

　「君が花梨さんの娘さんで姫ちゃんか。二人とも取り敢えず座りなさい。」
　　
　姫たちが座ったのを確認して

　「実はね君の母と再婚することになったんだ。それで、今日はここに呼んだんだよ。明日からは一緒に住むことになるよ。よろしくね」

　私は再婚することになったと聞いて母の幸せのためならばと了承したのであった。

　「そうだ、そろそろ息子たちが来るだろうからお互いに紹介しようか」

　おじさんこと、義父がそう言い終わった頃に二人の男性が来た。

　「改めて自己紹介するね。姫ちゃんにとっては義父となる、陸です。医者です。よろしくね。」

　「始めまして、花梨さん。姫ちゃん。私は長男の結弦です。医者です。よろしくお願いします。」

　「始めまして、花梨さん。次男の望です。それと、姫ちゃんとは同じ学校だね。よろしくお願いします。」

　「始めまして、三男の律です。よろしくお願いします。」

　終始和やかな雰囲気で食事を楽しみおひらきとなった。