もう冬みたいに冷たくならなくて良いんだ。
この人の冬は終わったんだ。
「もうあの時からだった」
ツバキさんは言う。
「俺は自分の星を見つけたんだ」
結局そのまま寝てしまったのか、そこは全然覚えてない。
「あ、服屋!」
跳ねるように起き上がったツバキさんに驚き、固まる。
「……寝言?」
「おはよう、ほら服屋行こうって言ったから」
「おはようございます。ああ、そんなことを」
言っていたような。
ハッと思い返して自分の姿を見る。
黒いTシャツを着ていた。確かシリウスのバンドTシャツだと聞いた。
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