――君は俺の星だ。
その言葉が舞い降りてきて、ぎゅっとハンドブレーキを握った。
キキーッと無人の道を一人、停まる。
隣には海があった。
夜の海は当たり前に暗い。
何で、泣いてるんだっけ。
ボロボロと溢れる涙を服の袖で拭う。女子力の欠片もない。アイシャドウが落ちて目に入り、更に涙が出る。
何時だろうと思い、携帯を探す。ポケットにも、かばんにも、あれ、ない。
あれ?
ファミレスで見てた。でも帰るときには。
ハッと思い出して、自転車を方向転換させる。
そうだ、ヤマダさんの方にあったから気付かなかった。



