私も笑顔を作る。
「やっぱりあなたとは友達になれないです」
言うと同時に、バタバタとファミレスの通路側から足音がした。二人して視線を向ければ、篠山さんと先程画面の中で見たドラムの人がいた。
その前に立っていたのは綺麗な女性。
「……っのバカ!!」
店内に響き渡る怒鳴り声。
キーン、と耳の奥で木霊する。
「それ言いました」
「鍔木、あんたどんだけ……!」
「それも言った」
「お坊っちゃんなのも大概にしなさいよ!!」
その横で篠山さんが静かに合いの手を入れている。ヤマダさんは煩そうに眉を顰めて顔を背けた。



