駄々をこねるように無理無理〜っとカウンターに突っ伏す。だいたい、そんな簡単に行くのならそもそも兄弟の仲拗らせてないだろう。「たいちゃんがやれば?」の視線をちらりと髪の毛の隙間から覗かせれば、手を止めて肩をすくめられる。
「あーはいはい、じゃあこう言えばいいか? そっちの方が面白いんじゃないですかね?__________先生」
「それやめて。口で口塞ぐよ?」
「お前のそれをやめろ」
もう一度大きなため息をつく。チョコレートの包みを開いて、トリュフを口に入れた。人生ってそんなもん。何でも屋さんじゃないんだけどなと思いつつ椅子から立ち上がった。
「今日の夜なしで」というと、「電話してからの方がいいだろ」と訝しげな顔をされる。
「水曜日はあいつジム。どうせいるからいいよ」
そう言うと大雅は「わかった」と慣れた手つきで作っていたハンバーグの一塊を大きくしだす。たいちゃん手作りのハンバーグ食べたかったのに、ぴえんと心の中で泣いた。私の分は皆んなの血となり肉となり、そして骨になるんだな。盛大なブーイングを食らうから言葉にはしないけれど。
「んじゃ、行ってきます。夜には帰るって言っといてー」
帰ってきたばかりの家を再び出ることになるとは、しかも2人きりの日に限って! 断腸の思いでリビングの扉を閉め、自分の部屋に荷物を取りに行くことにした。
***
「あーはいはい、じゃあこう言えばいいか? そっちの方が面白いんじゃないですかね?__________先生」
「それやめて。口で口塞ぐよ?」
「お前のそれをやめろ」
もう一度大きなため息をつく。チョコレートの包みを開いて、トリュフを口に入れた。人生ってそんなもん。何でも屋さんじゃないんだけどなと思いつつ椅子から立ち上がった。
「今日の夜なしで」というと、「電話してからの方がいいだろ」と訝しげな顔をされる。
「水曜日はあいつジム。どうせいるからいいよ」
そう言うと大雅は「わかった」と慣れた手つきで作っていたハンバーグの一塊を大きくしだす。たいちゃん手作りのハンバーグ食べたかったのに、ぴえんと心の中で泣いた。私の分は皆んなの血となり肉となり、そして骨になるんだな。盛大なブーイングを食らうから言葉にはしないけれど。
「んじゃ、行ってきます。夜には帰るって言っといてー」
帰ってきたばかりの家を再び出ることになるとは、しかも2人きりの日に限って! 断腸の思いでリビングの扉を閉め、自分の部屋に荷物を取りに行くことにした。
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