またしても大きなため息をつかれる。解せぬ。冷蔵庫から無糖の炭酸水を取り出し、キッチンのカウンター席に腰を下ろす。アイラウンドを意識したでかいスペースは竜久のお気に入りだとか言っていた。実際に住むのは竜久じゃないのに、と言うと「将来奥さんの住むかも知れないだろう」と意味のわからないことを言っていた。言ってあげるが、そんな日は来ない。
「……で、どうなんだよ」
カウンターでチョコレートの包み紙をいじっていれば渋々と言った様子で大雅が口を開いた。どうやら、それなりに気になってはいるらしい。
「なぁに? 千颯が心配? 直接言ってやんなよ」素直じゃないなぁ、と笑えば「違う」と即答されてしまう。男の子ってムズカシイ。
「気付いてんだろ、あいつ最近帰ってくんの5時だぞ」
「知ってるよ。服と鞄だけ取りに来てるみたいなもんだからね」
2階の女子組でさえ気付いてるのだからきっと千颯の隣の部屋の凛太郎だって気づいている。お風呂に入った形跡はないし、おそらく済ませてきているのだろう。寝るわけでもなく、本当に多分着替えをとりにきてるだけの状態。
「聞いたほうが早いだろアイツに」
「まだ連絡してない。したってわかったらますます拗れない?」
大雅をじっと見つめる。少し茶色がかった瞳はこちらを見据えて、そうして再び野菜に視線を戻した。
「どのみち一回話し合う必要があるだろアイツらも」
「よその兄弟の世話まで私できない〜」
「……で、どうなんだよ」
カウンターでチョコレートの包み紙をいじっていれば渋々と言った様子で大雅が口を開いた。どうやら、それなりに気になってはいるらしい。
「なぁに? 千颯が心配? 直接言ってやんなよ」素直じゃないなぁ、と笑えば「違う」と即答されてしまう。男の子ってムズカシイ。
「気付いてんだろ、あいつ最近帰ってくんの5時だぞ」
「知ってるよ。服と鞄だけ取りに来てるみたいなもんだからね」
2階の女子組でさえ気付いてるのだからきっと千颯の隣の部屋の凛太郎だって気づいている。お風呂に入った形跡はないし、おそらく済ませてきているのだろう。寝るわけでもなく、本当に多分着替えをとりにきてるだけの状態。
「聞いたほうが早いだろアイツに」
「まだ連絡してない。したってわかったらますます拗れない?」
大雅をじっと見つめる。少し茶色がかった瞳はこちらを見据えて、そうして再び野菜に視線を戻した。
「どのみち一回話し合う必要があるだろアイツらも」
「よその兄弟の世話まで私できない〜」

