すぐさま実力行使してこようとする百合にストップをかけ、ケーキを食べ切る。梨帆を見やれば、「強引さ」と呟いてまた口元に手を置いて考え込んでいる。なんだろう、「女の人好きなんですか!」が再来しそうな気がする。いや、それはそれで可愛いし、いいけれど。だんだん梨帆が遠慮なく過ごせるようになることが願いでもある。ウレシイ。そっと未来を考えるのをやめた。
「百合ちゃん、彩ちゃんありがとう! 私もう一回話してみる」
梨帆がきてから1ヶ月とちょっと。感受性の高い子なのか、放っておけない精神なのか、それとも本当に千颯が好きなのか。とにかく梨帆が元気ならなんでもいいかと思い直し、甘ったるい珈琲を飲み切った。
***
「わ! 今日は珍しくたいちゃんと2人きりじゃーん!」
ただいまーと家に入るなり、リビングを見渡せば誰もいない。キッチンを見れば、嫌そうな顔をする大雅が1人。帰宅予定のホワイトボードはバイトや部活で埋まっており、梨帆はというと、先生に用があると言っていたから帰りは遅いはず。
テンションぶち上がった様子も目に入らないと言った具合に料理を手際よく続ける大雅を見つめる。はわわ、料理してるだけだイケメンって絵になる。かっこよい。
「自分の部屋行けよ」
「いーやー。最近ずっと2人になれなかったじゃん? お話ししようよ〜」
「最近も何も一緒になることねぇだろうが」
「百合ちゃん、彩ちゃんありがとう! 私もう一回話してみる」
梨帆がきてから1ヶ月とちょっと。感受性の高い子なのか、放っておけない精神なのか、それとも本当に千颯が好きなのか。とにかく梨帆が元気ならなんでもいいかと思い直し、甘ったるい珈琲を飲み切った。
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「わ! 今日は珍しくたいちゃんと2人きりじゃーん!」
ただいまーと家に入るなり、リビングを見渡せば誰もいない。キッチンを見れば、嫌そうな顔をする大雅が1人。帰宅予定のホワイトボードはバイトや部活で埋まっており、梨帆はというと、先生に用があると言っていたから帰りは遅いはず。
テンションぶち上がった様子も目に入らないと言った具合に料理を手際よく続ける大雅を見つめる。はわわ、料理してるだけだイケメンって絵になる。かっこよい。
「自分の部屋行けよ」
「いーやー。最近ずっと2人になれなかったじゃん? お話ししようよ〜」
「最近も何も一緒になることねぇだろうが」

