うっと、胸を押さえて、とりあえずもう片方の手で梨帆を抱きしめる。無理だ、可愛すぎて無理だ。ジロリと千颯を見つめれば、嬉しそうな、照れ臭そうな顔をしていた。
「きも。その顔やめて。りほりほのリップサービスだってことを理解しろ」
「もう俺感激。こんな可愛い子にこんなこと言われる人生最高」
こちらの声を聞き入れる様子はなく、「やっぱりデートしない?」とかなんとかほざいてる千颯にため息をつく。パンとひとつ手を打って空気を切り替える。
「とにかく。凛太郎が心配してた。多分千颯が思ってるより気にかけてるよ」
「知ってるよ。だから去年ここに誘ってくれたんでしょ。りんちゃんてば、俺のこと好きすぎるんだよなぁ」
そう言いながら向いてる視線の先はおそらく女とのメッセージ。凛太郎、心配する相手間違ってるんじゃない? 今頃明日の夕飯の買い出しをしているだろう彼に向けてチベットスナギツネのような目になる。
「玲くんもたいちゃんも一応気にかけてる」
「それは夕飯の支度がめんどいからでしょ。だったら俺が出ていけばいい話じゃん」
梨帆が目を見張って、驚く。なんでもないことのような簡単にそんなことを言う千颯に驚いたのだろう。相変わらず、メッセージを打つ千颯の手は止まらない。
「出たよ、0,100で生きる奴。68とかを用意しろ」
「出たよ、まこちのクソきも感覚数字。意味わかんないから例に出さないで」
「えっと、2人とも落ち着いて……」
「きも。その顔やめて。りほりほのリップサービスだってことを理解しろ」
「もう俺感激。こんな可愛い子にこんなこと言われる人生最高」
こちらの声を聞き入れる様子はなく、「やっぱりデートしない?」とかなんとかほざいてる千颯にため息をつく。パンとひとつ手を打って空気を切り替える。
「とにかく。凛太郎が心配してた。多分千颯が思ってるより気にかけてるよ」
「知ってるよ。だから去年ここに誘ってくれたんでしょ。りんちゃんてば、俺のこと好きすぎるんだよなぁ」
そう言いながら向いてる視線の先はおそらく女とのメッセージ。凛太郎、心配する相手間違ってるんじゃない? 今頃明日の夕飯の買い出しをしているだろう彼に向けてチベットスナギツネのような目になる。
「玲くんもたいちゃんも一応気にかけてる」
「それは夕飯の支度がめんどいからでしょ。だったら俺が出ていけばいい話じゃん」
梨帆が目を見張って、驚く。なんでもないことのような簡単にそんなことを言う千颯に驚いたのだろう。相変わらず、メッセージを打つ千颯の手は止まらない。
「出たよ、0,100で生きる奴。68とかを用意しろ」
「出たよ、まこちのクソきも感覚数字。意味わかんないから例に出さないで」
「えっと、2人とも落ち着いて……」

