「ねぇ、玲くん。天使だと思わない? 何このかわいい生き物」
「天使ですね。俺からすれば茉子さんだってかわいいと思いますけど」
「玲くん……! 立派に育ったね」
母は感激です。どこかの誰かと違って、と先ほどのリビングの様子を思い返しながら玲の頭を軽く撫でた。
「まぁた、本気にしてない」とちょっと不服そうなのはスルーしておくことにする。
「じゃあとりあえず今日はもうご飯もできてるだろうし、下降りてりほりほの歓迎パーティーするか!」
「では、新しい仲間にかんぱーい!!」
そう勢いよくグラスをあげればかんぱーい! と各所から声が上がる。トーンには雲泥の差があるけれど。千颯いい笑顔だね、茉子はそっと息を吐き出した。
「それにしても、本当いいタイミングで全員そろってたよねー」
玲が買ってきてくれたオードブルを食べながらそういうと、凜太郎が「確かにな」と同調する。
「みんながそろうのって珍しいの?」
まだまだ遠慮がちな梨帆が控えめにそう聞く。
「まぁ、この時間からそろってるのは珍しいかな~? だいたい俺かたいちゃんがいないもんねー」
「おい、たいちゃん言うなって言ってんだろーが」
向かいに座る千颯を大雅が睨む。そしてこちらにも鋭い視線が来たのを華麗に横流しする。
お前が呼ぶからこの馬鹿が真似すんだろとさながら息子を叱る父のよう。
「まあまあ、たいちゃん。そうやって突っかかってもかわいいだけだからさ、落ち着きなって」
「天使ですね。俺からすれば茉子さんだってかわいいと思いますけど」
「玲くん……! 立派に育ったね」
母は感激です。どこかの誰かと違って、と先ほどのリビングの様子を思い返しながら玲の頭を軽く撫でた。
「まぁた、本気にしてない」とちょっと不服そうなのはスルーしておくことにする。
「じゃあとりあえず今日はもうご飯もできてるだろうし、下降りてりほりほの歓迎パーティーするか!」
「では、新しい仲間にかんぱーい!!」
そう勢いよくグラスをあげればかんぱーい! と各所から声が上がる。トーンには雲泥の差があるけれど。千颯いい笑顔だね、茉子はそっと息を吐き出した。
「それにしても、本当いいタイミングで全員そろってたよねー」
玲が買ってきてくれたオードブルを食べながらそういうと、凜太郎が「確かにな」と同調する。
「みんながそろうのって珍しいの?」
まだまだ遠慮がちな梨帆が控えめにそう聞く。
「まぁ、この時間からそろってるのは珍しいかな~? だいたい俺かたいちゃんがいないもんねー」
「おい、たいちゃん言うなって言ってんだろーが」
向かいに座る千颯を大雅が睨む。そしてこちらにも鋭い視線が来たのを華麗に横流しする。
お前が呼ぶからこの馬鹿が真似すんだろとさながら息子を叱る父のよう。
「まあまあ、たいちゃん。そうやって突っかかってもかわいいだけだからさ、落ち着きなって」

