私の光になった人

「あれ、もう寝たのかと思ってた」
頭を拭きながら話しかけてくれる咲夜くんに少しづつ近づく。
「あの、あのね!」
「うん。どうした?」
ほかほかと近くにいるだけでも少し温かい。
それほど近づいて、背中に隠していた薔薇を咲夜くんの前にだした。
「これ、伝えたくて……」
最初に3本。愛しています。
好きです。咲夜くんのこと。本当に好きです。
そのあとに、12本。私と付き合ってください。
こんな私ですが、咲夜くんのことを支えたいです。今までの分も、私が愛したいです。
声に出せたらよかったけど、やっぱり声にはできなかった。
ただ、笑顔で受け取ってくれた。
「伝わったよ」
そう言ってくれた。
それだけで私は十分満足だった。