私の光になった人

「ここ」
「え……」
私が連れてきたのはひだまりの家。いわゆる児童養護施設。
ここは私が5年間過ごした場所。
帰るのは3ヶ月ぶりだ。
「あれ、比菜ちゃん?」
どこから出てきたのか、門の前に施設長である春日井さんが立っていた。
もちろん女性だ。
「お久しぶりです。春日井さん」
優しい、本当にひだまりみたいな雰囲気は3ヶ月経っても変わっていなかった。
「こちらの方がもしかして……」
「パートナーの藍住咲夜くんです」
私が紹介すると、ペコッと頭を下げた。
「藍住咲夜と申します」
礼儀正しいんだよな、意外と。
「七海学園だっけ。楽しい?拒否反応とかでてない?大丈夫?」
心配性なのも変わらない。それにものすごく安心した。
「怖くないと言ったら嘘になるけど、咲夜くんは大丈夫になりました。最近ちょっと楽しいです」
春日井さんは人を見かけで判断しないから、咲夜くんとも得意の話術で早々に打ち解けていた。