その7
ケイコ
恵川さんの意見に対しては、何と高滝馬美が発言に立った
彼女は去年の夏前に、レッドドッグスを追放された際、久美には深い恨みを抱いていたんだよね
しかし1年超の期間を経て、麻衣と久美から謝罪を受けて和解に至り、この夏、久美と一緒に南玉連合へ復帰したばかりだった
「いづみ先輩、久美は南玉を出て行った後の行動には、深く反省しています。それと、悪い男にそそのかされてたってこともあるし…。南玉に復帰以来、久美もみんなの目を気にして、小さくなってます。今回の折衝は久美にしかできない役です。是非、汚名挽回のチャンスにしてやってください、先輩!」
驚いた…!
ここにいる誰もが、高滝馬美の久美に対する恩讐はよく知っていたから、みんなもちょっとあっけにとられてるよ
...
「恵川さん、私からもお願いしますよ。去年の反南玉勢力はこの久美が潤滑油になって、まとめあげたんです。いわば実績がある。信じてやってくれませんか、久美を…」
祥子は”タメ年”の先輩である恵川さんに、穏やかな口調でこう語りかけたよ
「まあ、馬美や祥子がそこまで言うなら、決をとってみてよ。それでみんながよしとすれば、私もそれでいいわ」
先輩は折れた
「では、おけいと久美をそれぞれの勢力へ、個別折衝の窓口とする。それで賛成の人は挙手してくれるか」
結果は、全員が賛成だった
「うん。可決だな。おけい、それに久美…、大変な仕事だけど、一つ頼むよ…」
私は久美と目を合わせ、席を立って、みんなにお辞儀をした
みんなからは一斉に拍手が起こった
恵川先輩も手を叩いてくれてる(笑)
久美は目に腕を当てて、涙を拭っていたよ
...
「さて…、今の決議に連動するんだが、ここで麻衣に対しての対応もみんなに計りたいんだ」
いよいよ今日の会議、最大の難関にさしかかったわ…
「…周知のとおり、麻衣は相和会の幹部と婚約した。無論、麻衣が南玉に復帰することはないよ。それは本人も確約してるしな。だが、どうなんだろう…。今回の敵である砂垣には、星流会の後ろ盾がついてるし。で、砂垣も星流会も、以前から本郷麻衣を強く意識している。これは私らの頭越しだよ。おそらく、ウチらの戦いの中で、麻衣は無関係で居られないと思うんだ…」
ここが正念場だ
果たして麻衣に対して、祥子と私、そして入院中の多美と定めた方針が、みんなの同意を得られるだろうか…
ケイコ
恵川さんの意見に対しては、何と高滝馬美が発言に立った
彼女は去年の夏前に、レッドドッグスを追放された際、久美には深い恨みを抱いていたんだよね
しかし1年超の期間を経て、麻衣と久美から謝罪を受けて和解に至り、この夏、久美と一緒に南玉連合へ復帰したばかりだった
「いづみ先輩、久美は南玉を出て行った後の行動には、深く反省しています。それと、悪い男にそそのかされてたってこともあるし…。南玉に復帰以来、久美もみんなの目を気にして、小さくなってます。今回の折衝は久美にしかできない役です。是非、汚名挽回のチャンスにしてやってください、先輩!」
驚いた…!
ここにいる誰もが、高滝馬美の久美に対する恩讐はよく知っていたから、みんなもちょっとあっけにとられてるよ
...
「恵川さん、私からもお願いしますよ。去年の反南玉勢力はこの久美が潤滑油になって、まとめあげたんです。いわば実績がある。信じてやってくれませんか、久美を…」
祥子は”タメ年”の先輩である恵川さんに、穏やかな口調でこう語りかけたよ
「まあ、馬美や祥子がそこまで言うなら、決をとってみてよ。それでみんながよしとすれば、私もそれでいいわ」
先輩は折れた
「では、おけいと久美をそれぞれの勢力へ、個別折衝の窓口とする。それで賛成の人は挙手してくれるか」
結果は、全員が賛成だった
「うん。可決だな。おけい、それに久美…、大変な仕事だけど、一つ頼むよ…」
私は久美と目を合わせ、席を立って、みんなにお辞儀をした
みんなからは一斉に拍手が起こった
恵川先輩も手を叩いてくれてる(笑)
久美は目に腕を当てて、涙を拭っていたよ
...
「さて…、今の決議に連動するんだが、ここで麻衣に対しての対応もみんなに計りたいんだ」
いよいよ今日の会議、最大の難関にさしかかったわ…
「…周知のとおり、麻衣は相和会の幹部と婚約した。無論、麻衣が南玉に復帰することはないよ。それは本人も確約してるしな。だが、どうなんだろう…。今回の敵である砂垣には、星流会の後ろ盾がついてるし。で、砂垣も星流会も、以前から本郷麻衣を強く意識している。これは私らの頭越しだよ。おそらく、ウチらの戦いの中で、麻衣は無関係で居られないと思うんだ…」
ここが正念場だ
果たして麻衣に対して、祥子と私、そして入院中の多美と定めた方針が、みんなの同意を得られるだろうか…



