「あ、春になったらピクニックしない?」


「了解。必要な物は俺が用意するから言って」


どんな物でも絶対手に入れる。


そんな意気込みで告げると、妃奈は笑顔でそれを断った。


「それも2人でやるから楽しいんだよ、凪くん」


「凪くんのやりたいこともこれから全部やろうね」





俺の隣で自然に笑う妃奈を一生見ていたいと心からそう思った。