「え……」


凪くんは『なんで』と私に目で訴える。


花乃さん、、らしき女の子に鋭く睨まれて、その場から動けずにいると……


見覚えのある、若々しい女性が私の方に駆け寄ってきてくれた。


「妃奈ちゃん!」


「え、あ…」


「やだ!忘れちゃったかしら?凪の母です」


わぁ、凪くんのお母さん!!


最後にお会いした時と全然変わってない、


18歳の子供がいるとはどう考えても思えないほど、若くて綺麗。


笑った時の目元がとっても凪くんと似てる。


「ごめんね、せっかく久しぶりに会えたのにこんな失礼な人たちがいて」


凪くんのお母さんは花乃さんと、そのお父さん…?を横目に見て嫌味をこぼす。


さすがだ、、強い…!!美しくて強いって最強だと思う!


私がお母さんの姿に感激していると、ソファーに座っていた花乃さんが勢いよく立ち上がった。