今日も、由井くんに憑けられています……!


「ウソだよ。だって、わたしももうずっと、由井くんのことばっかり考えてた」

 わたしの前から消えてしまったあの日から、ずっと会いたくて仕方なかった。


「やった、いっしょだ」

 由井くんが、ふわっと嬉しそうに笑う。その笑顔に、ギュンッと胸がときめいて、奥のほうから熱くなる。

 手を伸ばすと、わたしの指先がすり抜けることなく、彼の手に触れる。

 指の長い、由井くんの綺麗な手。その手を握りしめてグイッと引っ張ると、わたしはそのまま、彼の胸に飛び込んだ。