「とりあえず、瑛士って人の情報をアキちゃんから大野くんに聞いてみてもらおう」
わたしはスマホを手に取ると、アキちゃんにラインを送っておいた。
それから由井原総合病院の場所をマップで検索すると、勢いよく起き上がる。
「こうなったら、直接行ってみよう」
「え、どこに?」
わたしは、驚いた顔でまばたきしている由井くんに、スマホで検索した地図を見せた。
検索地点は、由井原総合病院。
大野くんが教えてくれた情報が正しければ、由井くんの身体は今そこで眠っている。
「明日、会いに行ってみようよ」
「え、誰に?」
「誰に、って。由井くんにだよ」
「おれ?」
「そう」
ちょっと不安そうに瞳を揺らす由井くんに、わたしはにこっと微笑んだ。



