私だけに甘いあなたと恋をする

「じゃあ、一位の発表です!映えある一位は――っ…」



『ドゥルルルルル』と小太鼓を叩く音を口で再現する先生。


「ジャン!」


いや…『ジャン!』って…。

何歳ですか、先生…。


誰よりも楽しそう。


「おぉっ!すごい!」


メモ用紙に目を落として驚く先生。

その声に皆の声が大きくなる。


「第っ、一位は――っ!三組でーす!!おめでとーっ!!」


えっ?


皆が一瞬固まった。


三組、って…うちのクラス…だよね?


「えっ…、ええっ!?」


「嘘っ!」


「マジで?!」


「「「やった――っっ!!」」」


状況を把握したのか、ようやく皆の声が歓声に変わる。