「何がやったー、なんだよ…って、あ!
もうこんな時間じゃねぇか!」

「えっ…?あーーー!遅刻じゃん!!」

「お前のせいだろ!この…馬鹿!」

「?」

「ちょっと待って、
馬鹿って何!?お前って何!?」

なんか…

口悪くない!?

「ちょっと返して!」

「あ、おい!」

私は彼が手に持っていた似顔絵を奪って
彼の隣に掲げる。

…。