「ねー、あんたさ、」

上から降ってきた威圧的な声に
顔を上げると、

ロングの髪の毛をクルクルと指に巻き付け、
私を見下ろしている女の子がいて、
目がバチリと合う。

「光にあんま色目使うなよ?」

すごい低い声でそう言った女の子。

「……え?」

光……?

あ、この人、入学式の時に
光くんと仲良さそうに話してた人だ…