時計を見て
「まだ5時半!?はや!」なんて言いながらも
渋々、起き上がった光くん。

寝顔を見ていた事にふれられては困るので
少し焦って、私は咄嗟に聞く。

「あの。光…くんは、その、
ゴールデンカップルを
目指すのでしょうか……」

いずれにせよ、聞こうとしていた事だった。

私は、ゴールカップルを目指そうとして
入学した訳ではないけれど、

光くんはお金、が目当てって感じだった…。

だけど、それは社長にならないと、いけない。

それはつまり

ゴールデンカップルにならないといけない。

という事だ。