そう言われながら殴られ続ける。

「痛、や、やめて……っ」

「止めるわけないでしょ?」

「ゔっ……」

「りさ〜やめなよ〜!そろそろ死ぬって〜」

「そうね、まだまだやりたりないけど……」

そう言って、教室を出て行った上原さんに安堵の息を吐く。

「帰らな、きゃ……」




次の日も……また次の日も私は殴られ続けたある日。


「え〜!そうなの⁉︎」

私が教室に入ろうと扉に手をかけたとき、上原さんの声が聞こえて来た。

「当たり前でしょ?あんな女興味ねーよ」

……っ、え?

この声は……太陽くん?

扉の奥から聞こえて来たのは間違いなく太陽くんだった。