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12月24日は、クリスマスイヴ。
私は、学校の帰り道片思いだった好きな人伊武明度(いぶ めいと)に告白された。
「めきゅーる、俺と付き合って」
「え?」
正直嬉しかった。だけど……人の目が気になって「はい」だなんて返事が出来ない。
「お前をはじめて見た時、ピピっときたんだ。
お前しかいないし、考えられない。
実は、ずっと……見てた」
「ん〜……?」(やっぱり、見てはいたんだね)
「俺最初にバイク乗り場の所に行ってるから後で来て。それで、返事……聞かせて」
「……うん」
それから、10分後。
バイク乗り場についた私。
案の定明度は、私が来るのを待っていた。
周りには、誰もいない。
私と明度だけ。
「さっきぶりだな。返事は?」
「私で良ければ……」
ずっと気にしていた明度だから、明度から来てくれるだなんて嬉しい。
「その言葉待ってた、よろしくなめきゅーる」
私の本当の名前は、目沢久留(めさわ くる)。
あだ名、〝めきゅーる〟と呼ばれている。
「めきゅーる」
「ん?」
「好きだ」
私は、明度に深いキスをされた。
それは、クリスマスイヴの出来事の話。
今は、明度とお付き合いをしている❤︎.*
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