一目惚れだった。

手術をするために入院していた病院の広場で座る彼を初めて見た時、彼以外見えなくなった。
彼を見つめる私の視線に気づいたのか彼と目が合い...心臓がドクンッと高鳴った。

立ち上がり私のところへ真っ直ぐ歩いてきた彼は私の前で立ち止まり

「どうしたの?」

そう聞いてきた彼に私は、

「好きです」

口から出てきた言葉に自分で恥ずかしくなりごめんなさいと言い放って踵を返し院内に逃げ込んだ。