移り変わる時のなかでいつまでも君と

「え〜、ほんとかな〜」



七海がからかうようにわたしを見た。

うん、わたしが進んで有村くんのことを見るなんてありえないんだから!



「早く行こ!」



わたしはまだ疑っていそうな七海の手を引っ張る。

ずんずんと体育館へと向かうわたしの背を七海がにやにやしながら見つめてきた。

な、何よ…!



「優奈、ああいうのが好み〜?」



ありえないんだけど…!

朝からあんなに人をからかうような人、好きでもなんでもない…!!



「違うって言ってるでしょー!」



七海のからかいを全力で否定する。

体育館へ着くと、準備運動のランニングをしている生徒が目に入る。

わたしも、走らないと。