楊静妃や夏慶妃は碽貴妃から褒められ、労いの言葉をかけられている。
その間も、指先は赤く腫れてきている。
「母妃。ちょうど、羹を飲みたかったので、母妃がいらないのでしたら徐静妃の料理は私がもらっても良いですか?」
碽貴妃の隣に座っていた盈容公主が言う。
「徐静妃のではなくて、尚食局に命じて作らせれば良いじゃない」
碽貴妃は嫌そうに顔をしかめながら言う。
「今、食べたいのです。良いわよね、徐静妃?」
「もちろんですよ」
盈容公主のところまで持って行く。
「んんっ!とても美味しいわ!」
笑顔で食べてくれる盈容公主に不機嫌そうにしていた碽貴妃だったが、女官がやってきて耳打ちをされると顔色を変える。
「今日の朝礼は解散よ。私は主上のもとへ向かいます。あなたたちも帰りなさい」
「お見送りします」
早々と行ってしまい、私たちも帰りましょうと王妃が声を掛ける。
「徐静妃、佛跳墻の作り方を教えてほしいから残ってくださいな」
美凰も帰ろうとしたとき、盈容公主に呼び止められる。
「ええ、喜んで」
その間も、指先は赤く腫れてきている。
「母妃。ちょうど、羹を飲みたかったので、母妃がいらないのでしたら徐静妃の料理は私がもらっても良いですか?」
碽貴妃の隣に座っていた盈容公主が言う。
「徐静妃のではなくて、尚食局に命じて作らせれば良いじゃない」
碽貴妃は嫌そうに顔をしかめながら言う。
「今、食べたいのです。良いわよね、徐静妃?」
「もちろんですよ」
盈容公主のところまで持って行く。
「んんっ!とても美味しいわ!」
笑顔で食べてくれる盈容公主に不機嫌そうにしていた碽貴妃だったが、女官がやってきて耳打ちをされると顔色を変える。
「今日の朝礼は解散よ。私は主上のもとへ向かいます。あなたたちも帰りなさい」
「お見送りします」
早々と行ってしまい、私たちも帰りましょうと王妃が声を掛ける。
「徐静妃、佛跳墻の作り方を教えてほしいから残ってくださいな」
美凰も帰ろうとしたとき、盈容公主に呼び止められる。
「ええ、喜んで」
