なんて、さすがにこんなことを言ったら芙羽梨を困らせてしまうから言わないけど。



「そのワンピース、すごい可愛い。モコモコして、芙羽梨に似合ってる」



僕も芙羽梨の隣に座って柏木に車を出すよう言った後そう言うと、芙羽梨は顔を赤くした。



「ほんとですか…?実はこれお気に入りで…そう言ってもらえて嬉しいです…っ」



今日芙羽梨が着ていたのは、ピンクのニットワンピース。



淡いピンクでモコモコしたニットと芙羽梨の可愛さとが相まって、相乗効果が生まれている。



私服姿でこんなにも可愛いのに、ドレスなんて着たらどうなってしまうんだろう。