「もう1回だけ、お姫様になってね」 そしてもう一度芙羽梨を抱きかかえて、ベッドに横にならせた。 もう目がとろんとしていて、今にも眠りに落ちそうだ。 あと、芙羽梨を寝かせる前に水を飲んでもらわないと。 この部屋にはウォーターサーバーが完備されているから、そこで紙コップに水を入れる。 「…芙羽梨、お水飲める?」 「ん……飲める…」 突然のタメ口が刺さって、一瞬そのままキスしそうになるのを何とか抑え、紙コップを手渡す。 でも、酔っ払ってる芙羽梨は口から水が垂れてしまって上手く飲めていない。