「いい彼女をもったなぁ。詩音には勿体ないくらいだ」 「邪魔しに来た人は黙っててください」 「はいはい、ごめんな」 そうして僕は一旦、芙羽梨の隣を離れた。 もちろん、柏木が傍にいることを確認して。 特に何事もなく、笑顔で待っててくれていると思っていた。 僕は柏木を、信じすぎていたのかもしれない。 *** 「ふふふっ…詩音先輩、おかえりなさい〜!ずっとずーっと、待ってました…!えへへっ…」 「…………ねぇ、柏木」 「………………」 「どういう状況か、説明してくれる?」