気づいちゃった…。 「父親を見て目を逸らすなんて酷いじゃないか」 「酷いのはどっちです、父さん」 ビシッと決めたスーツを着こなした男…もとい、俺の父親が話しかけてきた。 「ははっ、そう悪く言うな。芙羽梨さんも、久しぶりだね。今日は来てくれてありがとう」 芙羽梨に目をやると、微笑ましそうにそう言った。 「い、いえっ…!こちらこそ、お招きいただきありがとうございます…!」 芙羽梨は慌ててお辞儀をしている。 「芙羽梨、そんなかしこまらなくていいんだよ?ほら、顔上げて?」