「さっそく取りに行こうか」 「はいっ…!」 元気な返事を聞いて顔がほころぶ。 今のところ、芙羽梨に近づいてきそうな輩はいなそうだな…。 警備隊や端にいる柏木には、芙羽梨に声をかけようとしている奴らを監視しておくようにと頼んである。 常に僕が隣にいるから、余程のことがない限り問題は起きないはずだし、起こさせるつもりもサラサラない。 「うーん…どれにしよう…」 ふと気づいたら、芙羽梨は悩ましそうに独り言を呟いていた。 「…どれを食べてもいいんだから、気にしなくてもいいんだよ?」