二人で誰もいない公園にぽつんと置いてあるベンチに隣り合わせで座る。




先輩と一緒にいるだけで、まるで景色が輝いているみたい。




いつもはくすんで見えるきれいな星空も、いつもよりきれいに見える気がした。




「あのさ、桃ちゃん。」




「はい?」




「秘密って言ったけどさ、ホントのこと言ってもいいよ。」