次第に耳朶や首にも行為は広がり、熱を帯びた手が体を這い回る。
「ねぇ、しよっか?」
聞きながらも、七生の手はセーターの中に侵入しはじめていた。
「……お腹空いてます……」
悪くはないが、行為の最中にお腹が鳴りそうだ。
「お預けは我慢できそうにない」
七生は文の意見を聞かずに服を脱がせにかかった。
文は心を鬼にして、その手をパチンと叩く。
恋人なら、立場は同等のはず。
これからは押されてばかりではいけない。
ふんと気合いを入れて七生を見た。
「しばらくはわたしが優先です! 七生さんは執行猶予つきなんですからね!」
まだすべてを許してないぞ、と虚勢をはった。
七生は目を丸くしてから、噴き出した。
「言うじゃ無いか!」
参ったよと初めて七生が譲歩する。
文が勝てたのは初めてだった。
「わたしの勝訴ですね」
「うそでしょ。俺、無敗の男でこの仕事通してるんだけど」
七生はお腹を抱えて笑い出す。
「やっぱり文は面白いよ。ーーーーそうだな、文にだけなら負けてもいい。可愛い。愛しているよ」
七生が嬉しそうに言うので、文も幸せだった。
しばらくふたりで、笑いながら抱き合っていた。
「ねぇ、しよっか?」
聞きながらも、七生の手はセーターの中に侵入しはじめていた。
「……お腹空いてます……」
悪くはないが、行為の最中にお腹が鳴りそうだ。
「お預けは我慢できそうにない」
七生は文の意見を聞かずに服を脱がせにかかった。
文は心を鬼にして、その手をパチンと叩く。
恋人なら、立場は同等のはず。
これからは押されてばかりではいけない。
ふんと気合いを入れて七生を見た。
「しばらくはわたしが優先です! 七生さんは執行猶予つきなんですからね!」
まだすべてを許してないぞ、と虚勢をはった。
七生は目を丸くしてから、噴き出した。
「言うじゃ無いか!」
参ったよと初めて七生が譲歩する。
文が勝てたのは初めてだった。
「わたしの勝訴ですね」
「うそでしょ。俺、無敗の男でこの仕事通してるんだけど」
七生はお腹を抱えて笑い出す。
「やっぱり文は面白いよ。ーーーーそうだな、文にだけなら負けてもいい。可愛い。愛しているよ」
七生が嬉しそうに言うので、文も幸せだった。
しばらくふたりで、笑いながら抱き合っていた。



