私の顔が赤いから、心配してくれた?体調が悪いのに無理して働いてないかって…?


優しい…。店長、ありがとうございます…!そして、すみません…!



「顔が赤いのは…理由があって…っ」



思い出すのは、昨日のこと。


皇羽さんとバスルームで…色々あった後。


あれから、私たちがどうなったかというと――









『萌々…ちょっと移動するぞ』

『…、へ…?』



もう何度目になるか分からないキスを、いきなり中断した皇羽さん。素早く私をお姫様抱っこして、バスルームを後にした。


二人共ビチャビチャに濡れたままリビングを抜けて、そして寝室へ…。