「ねえ、服部。」 「ん?」 ー事件は、ここから始まった。 本当に、軽い気持ちだった。 それで服部を傷つけてしまうことになるなんて、夢にも思わなかった。 私が、あんなことを言わなかったらよかったんだ。 なのにー 「美術部に入部してみない?」