その日見た夢は不思議だったし、あまり気にしていなかった

その白い雲の上はゴールなんてなくて

一面真っ白い世界が広がっていた

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1週間後

「ふぁあ〜」

私が目を開けると、一瞬どこにいるのか分からなかったけどそういえばここって病院だったけ?

私がしばらくぼーとしてると病室のドアが開いた

「あ、琴美ちゃん!おはよう。いい夢は見れた?」

白衣を着た拓弥先生と看護師さんが入ってきた

「なんか、達哉くんのライブに行く夢みてました」

「あはは、達哉バンドやってるんですよね。いつか行けるといいね」

拓弥先生っていい人だ